2/26/2011

Kinshasa Symphony



今日も映画でした。しかもまたコンゴ関連。
舞台も同じキンシャサで、しかも音楽をやる人のドキュメンタリーというところも一緒。
もしや・・・二番煎じ?なんて思うくらいでしたが、まぁそれは今は置いておきましょうか。
今日の映画はKinshasa Symphonyという映画で、荒れ果てた街で豊かとはいえない環境にいる人たちが、独学で楽器を学びオーケストラでコンサートをする。という内容のドキュメンタリー。
言ってしまえば、ベンダビリリのクラシック版ということですね。

で、端的に言うと、あまり楽しめませんでした。残念ながら。
とても潔いドキュメンタリーで、音楽の描写、生活の描写を交互に描いていくという形式。
分かりやすかったです。ただ、(自分の勝手な意見ですが)あまりにも工夫が無さすぎる。
正直、途中で寝ました。
そして一番のこの映画の弱さは、結局みんなあまり楽器上手くない!ということ!
もちろん、こういう貧困状態で、無理やり練習する時間を作ってココまでたどり着いたということを考えたら凄い事に変わりは無いのですが、いかんせんベンダビリリを観た後だと、それも言い訳にしか聞こえない・・・。なのに、上映後に監督が出てきて、出来ればサウンドトラックを作りたいとか言い出して。それはマズイ。いくらなんでも過大評価しすぎだろうと。

製作時期もほとんど一緒だったようなので、製作サイドからしたら二番煎じのつもりは無かったのだろうけど、観る側からしたらどう考えてもこの二つの映画を比べてしまう。
その結果、誰がどう見てもベンダビリリの方が、映画としての完成度もエンターテイメント性も衝撃度も高いと思う。誰に聞かれても自分だったらベンダビリリをオススメします。

と、まぁここまで勝手に書いてきましたが、エンドロールでコンゴのローカルソング流れるのに合わせて、会場にいたコンゴ人の方が合唱し始めるという偶然のサプライズがありまして、映画の印象としては悪くないのです(笑)よい体験をさせていただきました。
でも、やっぱりキンシャサ縛りであればベンダビリリをオススメします。強く。以上。

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Maira Gall