1/18/2012

Noel & HFB @ JCB Hall

こんにちは。
先日、水道橋のJCBホールで行われたNoel Gallagher and High Flying Birds(長すぎるよ!)のライブ公演にいって参りました。7500円也。


マンチェスターでBeady Eyeを観た時と当然ですが比べてしまい、なんだか複雑な心境になりました。というのも、今回のHFBの公演自体はOasis時代の曲もかなり調子よく演ってくれたり、しまいには最後のアンコール四曲ともOasis曲みたいな。ちょっとやり過ぎなくらいでした。
演奏自体もバックバンドと息もあっていたし、ノエルの声も素晴らしかったし、よかったんですが・・・なんだか違和感が残るという不思議なライブでした。

で、その違和感ってなんなんだろう?って考えたんですね。
そこで、Beady Eyeには無いHFBの違和感が何か自分なりに結論付けると、それはバンドの物語が欠けているということだと思うんです。Beady Eyeとは比べ物にならないくらい(個人的には)曲もいいと思うし、昔のヒット曲も惜しげもなく披露してくれるし、いいバンドなんですが、そこにいるのはボーカルがノエルにそっくりな上手いコピーバンドに見えてきてしまっていたんですね。

単純にBeady EyeにはOasis時代のメンバーがノエル以外は全て残っている訳で、多少曲の魅力が劣るとしても、バンド自体の持つ物語というか、歴史というか、貫禄というか、そういったもので観客=ファンは圧倒されてしまう訳なんです。
でも、HFBには致命的にそれが無かった。
ノエルとその仲間達的なバンドでは、一時間半のライブで全てのファンを釘付けにすることは出来なかったということだと思うんです。(もちろん、熱狂的なファンはノエルと同じ空気を吸ってるだけでも天にも昇る気持ちだとは思いますが・・・。)

というわけで、個人的な結論は・・・再結成しないなら一人きりで頑張るべし!という事。
"ノエル以外"の人間が多ければ多いほどノエルのオーラは薄まってしまう訳で、そこはやはりノエルと、場合によってはもう一人くらいでアコースティックを演奏するしかないと思うんです。
もしくは再結成。

と、ここまで勝手につらつらと書いてきましたが、ノエルは確かにノエルでした。よかった。
最後に例の曲を聞かせてくれたし、流石でした。はい。いい物観た気はしてます。以上。

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Maira Gall