波乱万丈の人生を送ったメキシコ人の画家なんですが、もうそのライフストーリーが凄まじいんです。まず幼少期にポリオにかかって右足の自由を失い、10代の時に乗っていたバスが路面電車と事故を起こして肩の脱臼、肋骨・鎖骨・背骨・骨盤の骨折、右足の粉砕骨折など瀕死の重傷を負うという・・・。こういった諸々のことがあって、彼女は体の内側も外側も不満足な状態になった訳です。これを本人は、バスにレイプされたと表現していて、この自分自身をスペインに侵略された祖国メキシコをダブらせたりしていくわけです。で、彼女の作品なんですが、コレがまた凄い。シュルレアリスムっぽい感じで、自画像とかが多く、なかなか不思議で面白いんです。
Diego in My Mind, 1943 |
で、なんかこの人の絵は何かを強烈に訴えかけてくるような気がするんです。不思議。そして強い。
Mr. SurrealismのAndre Bretonに招待されてパリに行ったときも、この口うるさい芸術びっちどもが!とか言ってピカソとかを相手にもしなかったらしく、好感が持てる(笑)
で、このFrida Kahloの展覧会が今月ダブリンのIMMAで開かれるんです。これは行くしかないと。先生曰く、メキシコ以外での初に近い大規模展示らしいです。楽しみ。ダブリン近辺にいる方は是非足を運んでみてはいかがかと。金曜日は入場無料です!
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