6/13/2011

Paul Klee @ MOMAT

今日は念願だったクレーを観に東京国立近代美術館に行ってまいりました。
企画展って高いな・・・って思っていったのですが、実は文化構想学部はキャンパスメンバーらしく、割引の800円で入場できました。お得感がありますね。文構生でよかった。

というわけなのですが、なかなか見ごたえはありましたねぇ。
展示方法も少し凝っていて、クレーの制作方法と変遷を追う形でいくつかのセクションに分けられていて、それぞれの作品数も結構な分量でした。日曜でしたが混み過ぎ!ってほどでも無かったのでお勧めかも。東西線の竹橋駅からすぐだし、文構生には特にオススメ!

で、クレーさんですが、自分の中では1月に旅行で行ったヴェネチアのグッゲンハイム美術館にあった絵のイメージが強くて、結構驚きでした。もちろん色使いとか雰囲気とかは同じでしたが、絵のスタイルも結構違って面白かったです。特にこういう絵とかは面白かった。あ、似てるか?

《バルトロ:復讐だ、おお!復讐だ!》1921, 5
この絵は、下書きになっている素描と共に展示してあったのですが、実際にクレーがこの絵を制作したときには、その素描を使って間に黒塗り紙を挟んで線を転写して作成したようなのです。
ちなみに、その元の素描がこちら。

《ドクター・バルトロ1921/5のための素描》 1921, 40 
面白いですねぇ。単純だけど、その工夫がなんともいえないこのふんわりした感じを出したりしてるんでしょうかねぇ。不思議です。それで思ったのは、描かれているもの自体はどこかアニメちっくで可愛い有機的なものが多かったんですが、その素描を転写するっていうプロセスがあるからそこに何か人工的な冷たい感じが入り込んでくるのかななんて思ったりもしたのでした。
あったかいのにどこか冷たい。みたいな。不思議な絵でした。

という感じだったのですが、この後神保町に移動して念願の板付きたい焼きを頂き、さらにそこから飯田橋経由で神楽坂まで歩くというすばらしいお散歩となりまして、最高にいい気分だったのでありました。愉快愉快。よい休日になりました。おなかいっぱいでござる\(-o-)/

0 件のコメント

コメントを投稿

© TokioObscura
Maira Gall