9/29/2012

Looper - Rian Johnson



町山さんの2012年暫定一位という新作映画、Looper
久しぶりにブルースウィリスが活躍するようで、楽しみでございます。
話の筋はというと、
未来からタイムマシンで送られてきた標的を消す、“ルーパー”と呼ばれる殺し屋のジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。ある日、ジョーのもとへ送られてきたのは、何と30年後の自分(ブルース・ウィリス)だった。ジョーは、未来の自分の殺害をためらい逃がしてしまうが、その後未来の自分から、やって来た理由を明かされ……。
という感じみたいです。ただのアクションではなく、奥が深そう。期待値が上がります。
日本公開は来年の1月予定との事です。早く観たいなぁ。

9/11/2012

Travel to Cambodia

9月ですね。秋が近づいてきましたね。しかし残暑ですね。暑い夜です。

ところで、9月の頭から1週間カンボジア(と広州)に行ってまいりました。
乗り継ぎの都合上中国の広州に1泊だけしましたが、その他は5泊カンボジア。

目的はもちろんアンコール・ワットですが、学生なりにそこそこ贅沢したいなぁなんて思いまして、はるか昔大学1年生の時に試みた2週間タイ・ラオスと比べてかなり慎重且つ豪勢な旅にしました。
というのも、一緒に行く友人二人はどちらも東南アジア初と言う事だし、そのうち一人は9月卒業が決まって卒業旅行になるようだし、あまりにも貧乏な旅行はどうかという。

で、珍しくホテルの予約から始まった訳ですが、これが衝撃的。
2000円で朝食はもちろんの事、テラスにプールに果てはスイートルームに泊まれる・・・!
やっぱり物価が違うんだなぁと再確認いたしました。しかしながら、ラオスで1泊8ドルの宿を値切っていた自分を思い出して・・・呆れたりもして。

と、まぁなんやかんやあってカンボジアに辿り着いたわけですが、ホテルも予想以上に素晴らしいし、マッサージも安いし(1時間で8ドル!)、食事も美味しいし安いし(残すくらい飲んで食べて10ドルいかないくらい!)、トゥクトゥクも安いし(大体どこに行っても3人で2ドル)、最高でした。

ホテルで飲むアンコールビール(1ドル)

さらに、一番心配していた雨季の気候でしたが、これも全く無問題。
暑いどころか、雨が時たま降るおかげで、日本よりも涼しいくらいでした。その代わり、歩いていると湿度が凄くてすぐに汗まみれにはなりましたが・・・。

で、問題のアンコール・ワットがまた凄かった。
いままでいくつか世界遺産見てきましたが、これは別格でした。まずデカイ。
遺跡最寄の町がシェムリアップというのですが、遺跡の一つアンコール・トムだけでシェムリアップの町がいくつも入ってしまうくらいの広大さなんですね。驚きました。

トム入り口にて

デカイことにまずビックリして、その後はそれぞれの遺跡の精巧さにビックリでした。
張りぼてみたいに外側だけ作ってあるのかと思いきや、何日かけても周りきれないくらい大量の遺跡にこれまた無限に掘り込んである彫刻の数々・・・もう気が遠くなりました。
カンボジアの人々はなんでこんなに頑張っちゃったんでしょうか・・・。宇宙の創造らしいですけど。

アンコール・ワットのデヴァダー

あとは、個人的に一番楽しみにしていた、”木が遺跡に食いこんでるやつ”も観れて感無量。
もうね、食い込んでるんですよ。ガシッ!グワッ!って感じで。というか、一体化して包み込んじゃってると言うかなんというか。大迫力でした。自然の凄さと時間の経過と。神秘的です。

タプロムの食い込んでる木

で、なんだか色々と考えさせられました。地雷と内戦と貧困の国でもあるわけですし。
遺跡の脇というか中というか傍には住民がいて、大人から子供まで、観光客からの施しとか儲けとかで食いつないでいたりして。小さいのに学校にも行かず、売れない土産物を必死に売りつけようと奮闘しているちびっ子とかがいて。でも、観光客と会話する為(だけに勉強したのか知らないけれど)に英語は喋れる少女がいたり・・・。
バスで通り過ぎた農村には、絵に描いたような青空教室があったりして、なんだかカンボジアに学校作りたくなるのも分かる気がしたりしました。

でも、もちろん”貧しくて不幸せな人達”ばかりでもなくて。
実際、プノンペンは建築ラッシュでそこらじゅう工事中だったりもして。
なんだか難しいなぁと思いました。貧しいからこそ自分たちは安い物価で贅沢出来る訳で。

プノンペンの王宮にて、蓮

と、まぁ色々と思うところはありましたが、楽しかったです!
久しぶりに海外に行ったので新鮮だったし、遺跡は凄かったし、大満足。
ひとまず帰国して落ち着いたわけですが、留学から帰って以来”ヨーロッパは飽きたなぁ”なんて思っていたのもひと段落着いて、そろそろまた行きたいなぁって。
ちょうどロンドンに留学中の友人を訪ねてみようかしら?

時間があるうちにってやつですね。お金もあれば文句無しなんですけど。困ったもんだ。
© TokioObscura
Maira Gall