5/28/2011

Charles Darwin @ NPG

覚えてるうちに、忘れないうちに、この前にロンドンを周っていて思ったことを一つ。

もうコレといって特に目新しいものも無かったので、今まであんまり行ってなかった大き目の美術館にもう一回行っておこうと思って、そのときはNational Portrait Galleryにいたのでした。
で、前回行ったときは流し見していたゾーンをゆっくり歩いていたときのこと。
ふと目をやると、どこかで見たことのある人の肖像画が。ダーウィンさんでした。そのときはなんだかよく分からないけどモヤモヤしていてぐらぐらしていたのもあって、なんかダーウィンさんと目が合った瞬間に我に返るような感覚になったのを覚えてます。


Charles Robert Darwin by John Collier,1883 (1881)
で、上手く説明できないのだけど、そこにダーウィンが存在しているということに感動したのです。何年生まれの何年没だか知らないけど、今生きているはずも無ければもちろん会う可能性も無いダーウィンさんに会ったということ。当然喋らないし動かないし触れることも出来ないけど、同じ空間に存在しているということ。うーん。どういう経緯でこのポートレイトが描かれたのか勉強不足なのですが、この絵を通じてダーウィンと目が合って、なにか感じたようなそんな感じ。

これって結構肖像画を見るうえで基本的なことなのかなぁ。みんな普通はずっとそういう風に肖像画を見てきたんだろうか?とにかく、いまさらではあるかもだけど、自分はやっとそんな風に思ったのでした。非常にいい体験でした。フラッと佇むダーウィン。いい絵だった。

0 件のコメント

コメントを投稿

© TokioObscura
Maira Gall