「美味いノドグロが喰えるらしい!」と聞いて、思い立って金沢行のバスを予約したのは。
行きはバス、帰りは夜行列車(今は懐かしブルートレイン)に乗って、1泊3日の弾丸一人旅でした。人生初の廻らない寿司屋でノドグロに舌鼓を打ち、武家屋敷跡を通って夜の茶屋街へ。
最後には有名という地元の銭湯へ行き帰宅の途へ。全ては計画通り、の筈でした。
今思えば、あの時の金沢旅行が人生初の一人旅だったような気がします。
それで調子を良くしたのか、その後の春には一人で東南アジアに行ったり。
話を戻すと、あの時の金沢旅行には唯一計画通りに行かなかった事があったのでした。それが金沢名物B級グルメのハントンライス。オムライス的な物に名産の魚介をフライして乗っけたなんとも贅沢豪華な一皿なのです。町の定食屋で食べられる筈だったのです。
しかし、当然ながらゴールデンウィークに営業している定食屋は無く・・・という訳。
そんなこんなで、今回紅葉ついでに21世紀美術館再訪ついでにコッソリと目的にしていたのがハントンライス。そう、ハントンライスです。リベンジ。ハントンライス!!
しかしもちろん金沢と言えば21世紀美術館。ということで向かいました。
through "Olafur Eliasson "Colour activity house", 2010
美術館エントランス
前回は一人だったので、外にある彫刻とか置いてある作品とかと戯れたり写真撮ったりすることはあまり出来なかったので、今回は思う存分楽しみました。美しい美術館です。
タレルの部屋にも前回は人ごみが激しすぎてあまりゆっくり居られなかったのですが、今回は平日の開館直後という事もあって、スッカスカで驚くくらいでした。素敵です。満喫。
ちょっとだけ青空が。
雨時々晴れの予報で心配していましたが、ギリギリ天気も大丈夫で少しだけですが青空も見る事が出来ました。自分が金沢に住んでいたら毎日通ってしまいそう。
写真にすると、空だけが浮き上がって見える。肉眼とはまた違って不思議です。
写真は撮れませんでしたが、企画展で取り上げられていたス・ドホの作品も非常に面白かったです。東京都現代美術館の恒久展示にもなっている家を象ったアートで有名な方のようですが、韓国からアメリカに留学する自分を大きな家(=アメリカ)の中にある家(=韓国)と言う形で表現してみたり、坂口恭平氏がやっているようなモバイルハウスの様なものもあったり・・・。
あ、気になったのはお昼時になると突如そこらじゅうに出現するスーツ姿の眠そうなおじさん達。
恐らく、周辺の会社に勤めるサラリーマン達がお昼寝場所を求めてやってくるのだろうけど、そこらじゅうでこっそり且つ大胆に居眠りする彼らがなんだか可笑しくて。日ごろご苦労様です。
しかし贅沢ですね。こんな綺麗な美術館のデザイナーズチェアで居眠りなんて。
こんな感じで、ひとまず。
ちなみに、タレルの部屋は恒久展示なので無料です。居眠りには少し寒いかもしれませんが。
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