これは…凄まじい。ちょっと気持ち悪いくらい凄い。圧倒されました。
一人の男性が35年もの歳月を費やして爪楊枝で城(というより街)を創りあげてしまったようです。これはもう芸術とかではなく創造ですね。驚異的な能力。
いったいこの男性がどんな仕事をしているどんな人なのかは不明ですが、なんだか楽しそうに自身の作品について語っておられます。
爪楊枝を使って、ただ見た目が圧倒的なモノを作り上げるだけでも凄いと思いますが、この作品の圧倒的なところは、ちゃんと機能するところでしょう。
実演しているように、ピンポン球を転がすと計算されたルートを経由して最下部までたどり着くように設計してあります。更に、途中地点に造形された様々なオブジェは彼のライフストーリーに影響を与えた場所や時間などを象っているようです。
で、一番すごいのはこのルートが1つだけではないこと!
35年かけて作り上げたこの城には様々なルートが入り組んで設計されていて、しかもピンポン球を転がすスタート地点によって異なるルートを経由するのです。
ちょっと異常なくらい完成度の高い作品ですね…。
3Dプリンタが実用化されようとしていますが、こういった”設計”と”構造”は真似できたとしても、そこから伝わる気迫というかそんなようなものは再現(コピー)不可能なのかもしれません。という訳で、結局アウラ云々の話になるのでした。以上。
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