3/09/2011

Is he a Spoiled Child?


あるブログを見ていてこの絵本が取り上げられていたのですが、凄く懐かしくなってしまいました。
小学生の時に国語の教科書で読んだこの美しい絵本は、未だに覚えていて、なんだかまた読んでみたいなーと思ったのでした。
峠の猟師小屋にじさまと住む豆太は臆病者で、夜はじさまを起こさないと雪隠に行けないほど。家の前にある「モチモチの木」と名づけたトチの木が怖いのであった。そんなある晩、じさまは腹痛で苦しみだす。じさまを助けるには暗闇の中医者を呼びにいかなければならない。豆太は勇気を振り絞り医者を呼びに行き、じさまは助かる。そのときにじさまの話していた木に雪明かりがともり、モチモチの木とはこのことだったんだと意味を知る。しかし相変わらず豆太はじさまを起こさないと雪隠に行けないのであった。(wikipediaより)
この話のいいところは、結局豆太は臆病なままという事。
よくある教訓話みたいに、「豆太は立派な男の子になりました。」なんて終わり方じゃなくて非常によい。そう簡単に人間は変わらないし、こういう甘えみたいなものは恥ずかしくて不必要なものだとも思わない。甘えられる人がいるからこそ人間は成長出来るんだとも思うのです。
そういう意味でも凄くよい絵本だなー。もし子供を持つ事があったら読んであげたいな。なんてアホな事を言ってみるのでした(笑)

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Maira Gall