1/16/2014

Blur @ Zepp DiverCty

1月13日は特別な日になりました。そう、念願のblur来日公演でございます。
いやぁ、待ちに待ったと言うかなんというか。うん、まさしく”待望”でした。

若かりし頃のblur boys…
もちろん、91年生まれのわたくしにとってはリアルタイムで追いかけていたバンドという訳ではないし、メンバー間でよろしくない事があったり音楽性のすれ違いが合ったり、同じくイングランドの某バンドとライバル関係にあったり云々というのは「伝説」のように聞いてはいたもののあまり興味の中心にある訳ではなく、単純に彼らの「音楽」が好きで好きでたまらなくて、周りがオレン◯レンジだとかEX◯LEだとかの話で盛り上がる中、当時一人かじり付くようにこんな訳もわからない海外のバンドにハマっていたのでした。

そんなこんなで、、彼らの音楽があったからこそなのかイギリス(のとなりの国)に留学してみたり、バンドでギターを弾いてみたりするようになったという縁も…というのはどうでもいい話ですが、とにかく思い入れのあるバンドでした。

そんな彼らが、遂に、11年ぶりに日本に来てライブをしてくれた。
しかも、噂に聞いていた「しがらみ」なんて一切感じさせない最高のまさにベストのセットリストで2000人規模の会場で、すぐに目の前でギターを弾いて歌っていた。
最高でした。他に何も言葉が思い浮かばない。

セットリスト
1. Girls & Boys
2. There's No Other Way
3. Beetlebum
4. Out of Time
5. Trimm Trabb
6. Caramel
7. Coffee & TV
8. Tender
9. To the End
10. Country House
11. Park Life
12. End of a Century
13. This Is a Low
Encore
14. Yuko And Hiro
15. Under the Westway
16. For Tomorrow
17. The Universal
18. Song 2
一番好きと言っても過言ではない 、Coffee & TV〜Tender〜To the Endは特に格別でしたが、全ての年代を織り交ぜたセットリストは通に言わせると「blurに向き合った」という状態のようですね。まぁそんなのどうでもいいけれど、凄いことみたいです。



いやぁ、しかしよかったなぁ。未だに頭のなかで曲がループして、にこやかに笑ってこっちを見つめるデーモンと、遠くを見つめてクネクネしてるアレックス、そしてマイペースにギターをかき鳴らすグレアムともう一人普通のおじさんみたいなデイブが目に焼き付いて、余韻を引きずりながら毎日を過ごしております。なんだか幸せで、寂しい。

今年には遂にソロデビューアルバムのリリースを予定しているそうですし、元々やりたかったこと自体「バンド」という形に収まらなそうな天才ソングライター・デーモン様の事ですから、今後blurがどうなるかかなりグレイだとは思いますが、期待しちゃいますね。
次、今度はロンドンに観に行ってみたいなぁ。ちゃんと歌詞を覚えていて、チャントも知ってる根強いファンがいて、Phil Danielsが出てきても「なにあのおっさん」なんて言う人がいない環境で、全身全霊で愛するロンドンで音楽を奏でるblurを観てみたい。

All Pics (C) TEPPEI(http://ro69.jp/live/detail/95498



ところで、もう一つライブ自体以外に面白いなぁと思ったのがWeb上の特設サイト。
今更blurをブランディングする必要なんて無いような気すらしますが、彼らなりにやはり最新の試みに挑戦しているということなのか、むしろこんなこと海外では当たり前なのか分かりませんが、各公演ごとに特設サイトを設けて観客の撮影した画像をアップロードしてシェアするPinterest的なシステムが導入されているのです。

(例)
Tokyo Zepp:http://blur.co.uk/live2013/gigsjournal.php?class=tour35&tour=35
Tokyo 武道館:http://blur.co.uk/live2013/gigsjournal.php?class=tour29&tour=29

そもそも、客に写真撮影させないっていうルール自体実質日本限定みたいなものでしたし、逆に演出として「スマホなめ」の映像なんかが普通に公式DVDで使われてたりしているので特段驚くべきことでもないのかもしれませんが、これを期に「撮りたい&シェアしたい」観客の欲求をポジティブに受け止める文化が日本にも根付くといいですね。
そのほうが皆にとってプラスですし。ね。

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追記)

ところで、個人的にはライブ中にデーモンが飲んだペットボトルの水を観客席に振りまいた時、「あ、これ間接キスかも…」と思ったりしておりました❤
こう言うと変態みたいですけど、間接キス、いや、直接キスしたいくらい好きなアーティストのライブじゃないと心からは楽しめないと個人的には思っています。
前にStingさんのライブに行った時もちょっと寝たし、「興味あるかも」レベルでライブに行くにはまだまだ日本価格は高すぎるし、必死で予定確保して観に行く本当のファンの人達にも申し訳ないと思ったり。なんて。そんなことをふと。

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Maira Gall