4/18/2013

Trip to Paris: The sightseeing city

思い出したように、3月の旅行のことを書いてみようかな。なんて。
行ったのは、パリ→エクサンプロバンス→ロンドンの順で三都市。エクサンプロバンスはその名から想像つくように、プロバンスの中心辺りに位置する小さな町です。
個人的には、「プロバンスの贈り物」をイメージして行きたくなったりしました。

で、ますはパリから。今回泊まった宿は全部"ホテル"では無くしました。というのも、前回パリに泊まった時に痛感したホテル代の高さ&割に合わなさがあったので。。


それでどんな所に、泊まったのかというと、こんな所↑。ゲストハウスってやつです。
もう普通のアパート(アパルトマン)の一室で、隣にはホステス(貸主さん)のおばさんが壁一枚隔てて住んでいるし、生活感アリアリでしたがこれが予想以上に良かった。
なんだか「のだめ」みたいな素敵な建物だったし、ホステスもとっても良い人過ぎて朝食も美味しすぎて、最高でした。ホテルのサービスを求めたらガッカリするかもですが。
あぁ、あのバゲット朝食をまた食べに行きたい…。

パリ市内の観光は、行きたい所を全部ギュっとまとめて頑張った!って感じでした。
美術館いくつか、チャペルとか諸々の観光地、美味しそうなビストロなどなど。
元々、パリとロンドンで美術館を見まくって、その合間にプロバンスで休憩するというのが今回のテーマ/プランだったので、それはまさしくその様になりましたね。


大好きなミロの作品に偶然ポンピドゥでお目にかかりました。前回行ったときはなかったと記憶しているので、これはビックリ&嬉しかったです。素敵でした。


しかしやっぱり大きいですねぇ、ポンピドゥは。どこまで続くんだという広大なスペースに名作がところ狭しと並べられていて、よく分からなくなりました。いやはや。
こういう美術館に行くと毎回思いますが、一日いっぱい使って尚且つ数日使って自分の見たい作品と向き合ったりしながら見るのが正解なのかもしれません。
さらっと通り過ぎちゃうのはあまりにももったいない気がしました。しょうがないけど。


で、実は一番期待していた(けど無いだろうなぁと思っていた)作品がこれ↑。
前回行ったときは同じシリーズの表面が凸凹のものしか展示がなかったのですが、今回は…ありました!!イヴ・クラインの名作。この深みのある青。IKB。最高ですね。


そして、実は前回行きたかったのに行けなかった一番の観光名所がここ。凱旋門。
遠目で見たことは見たのですが、せっかくだから登りたいですよね。はい。
上まで行って正解でした。噂だと、エッフェル塔の上はそもそもチケット買うのに凄まじい行列になる上に風がすご過ぎ&高すぎであんまり…とのことだったので、楽しめる限界の高さかな?と思った凱旋門に行きたかったのです。


上からの景色はもちろんですが、ひねくれ者の自分としては、普段イメージすることのない下からの凱旋門なんかも非常に興味深かったです。(他にはミロのヴィーナスの後ろ姿とかも好きですね!)結構手が込んでるんですね、よくこんなものを作ったものです。

では最後に、例のホステスさんから教わったパリの見どころを一つご紹介。


これ↑、どこからの景色か分かりますか…?


正解は、ラファイエットの屋上!
今回はあまりガイドブックを読まなかったので分かりませんが、他の高所系名所に比べて圧倒的に人が少なかった上に景色もキレイでしたので、もしかしたら穴場かも?
パリの屋根が一望できてかなり素敵でした。晴れた日に是非オススメ。


もちろん、ラファイエットは中もすごい。上を見上げると、アールデコの素晴らしいステンドグラスとまるでオペラ座のバルコニーみたいなデザインの各階の構造。
さすがラファイエットでした。美しい。もちろん入るだけなら無料ですし。

治安は最悪だし、天気も微妙だし、外食は高くつくけど、やっぱりパリはパリ。
街のどこをとっても絵になるし、ご飯は美味しいし、最強の観光都市でした。
ただ、ひとつ思ったのは、パリの中心部と環状線の外側との落差?があまりにも大きすぎるなぁということ。街並みも美しいまま保存して、まるでテーマパークみたいに整理された美しい都の外側に、住民の殆どが低所得層の移民で構成される別のパリがありました。

東京はどこもかしこも大して代わり映えのしない街並みで、特に古くからの歴史とか文化を感じられるような場所は少なくなってきているし、色々な意味で観光の占める比重があまり高くないと思うわけですが、一概にそれが悪いとも言えないなぁと思いました。
やっぱり住むなら東京は素晴らしく便利ですし。なにより治安は最高ですね。

深夜1時くらいに、一人で出歩けるパリがあれば最高なんだけどなぁ。なんて。

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Maira Gall